内視鏡検査というと多くの方が「苦しい」「痛い」といったイメージを持っていらっしゃるかもしれません。しかし、内視鏡は昔に比べると体内への挿入部は径が細くしなやかになり、機構的にもさまざまな工夫がなされているので、それほどの苦痛は感じないという患者さまが増えています。
ただ、まったく苦痛がないとは限りません。例えば、大腸の内視鏡検査や処置の場合に大腸スコープでは、先生が肛門から先端部を挿入し、手元で操作部を操作しながら腸内を進めていきます。大腸は曲がりくねった臓器で、90度以上に曲がった部分もあります。そうした箇所で湾曲部が腸壁を押すと、患者さまはお腹をこわしたときのような鈍い痛みを感じることがあります。
使いやすさという点では、もう一つの課題がありました。それは、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)と呼ばれる観察手法の改善です。NBIは、オリンパスが独自に開発して2006年に実用化した観察手法です。内視鏡で病変を観察するときは普通、光の三原色である赤、緑、青(RGB)を合わせた白色光で観察します。これに対して、NBIでは赤を除いた青と緑の光で観察するのです。がんなどの腫瘍は細胞を増殖させるために、毛細血管を使ってエネルギーとなる養分を集めます。粘膜表面の毛細血管の形状や集まり方を見ることが、がんか否かを判別する重要な手がかりとなるのです。NBIでは血液中のヘモグロビンが青色光を吸収して粘膜表面の毛細血管を浮かび上がらせることで、がんなどの微細病変部を見やすくします。
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