スネアは、内視鏡を用いて早期がんやポリープなどの病変を切除する際に用いられる医療用処置具です。その中で、今回発売する「SnareMaster Plus」(※1)は、粘膜の病変を切除する際に使用され、スネアで高周波を流さずに機械的に切除するコールドスネアポリペクトミー(以下、コールドポリペクトミーという手技でも使用可能なスネアです。
コールドポリペクトミーは切除時に起きる偶発症のリスク(後出血・遅発性穿孔(※2))を低減できる可能性があるため、日帰りや外来での治療や治療後の食事制限や運動制限の期間短縮が期待できる手技として、当院でも本年4月より導入しております。
患者さんにとっての一番のメリットは術後出血や大腸穿孔などの合併症が極めて少ない事が挙げられます。
切れ味の素晴らしいメスで切る事になるので組織挫滅も少ないためです。
当院でも導入後合併症は1例も認められておりません。他機器より割高ですが、患者さんにはご負担を掛けず医院がその分を負担して治療を行いますので、治療費は従来と同じです。
院長までご相談下さい。